岐阜県美術館後援会旅行(金沢21世紀美術館他)

10月19日(水)
岐阜県美術館後援会の研修旅行に参加した。
後援会に入って長いが、研修旅行に参加するのは初めてだ。
行き先は「金沢21世紀美術館」と「石川県立美術館」と「兼六園」

金沢21世紀美術館は、NHKの「新日曜美術館」で紹介されていたのを見て、
「面白い!行きたい!」と思っていたので、この旅行の募集を知って、
1万円というお値打ち費用もあって、すぐに申し込んだ。

JR岐阜駅前に7時15分集合。3台の観光バスで出発。
岐阜県美術館の館長が、「開館から半年ちょっとで100万人の入館者という
ウチの5年分の入館者があった美術館をしっかり見てきてください」と挨拶。
美しい秋晴れの下、高速道路は順調だったが、途中2か所で休憩をとり、
金沢21世紀美術館に着いたのは、予定時刻よりすこし遅れた11時30分。

金沢市役所の前、兼六園もすぐ近くという街の中心にあり、
全面ガラス張りの円形の明るい建物で、周囲も芝生という開放的な美術館だ。
平日の昼間というのに、大勢の人がいる。


だが、テレビで見て、「面白い!ぜひプールの下に行って、空を見てみたい」と
期待していた「スイミングプール」という作品(レアンドロ・エルリッヒ)が、
改修中とかで、下に行くことができなかったのがとても残念だ。

上から見るとプールだが、実際の水は強化ガラスの上少しだけで、
下に人が入ることができる。上と下の人のそれぞれの驚きが楽しい作品。


ジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」天井部分が穴になっていて、
空が作品の一部となっている。今日はまた格別晴れていて、雲の動きを
見ていると癒される。そしてこの部屋は無料で入ることができるのであった。

企画展として「ゲルハルト・リヒター」をやっていた。ドイツの国民的画家という
ことだったが、8枚のグレイのガラス(この美術館の収蔵作品でもある)が
展示されているだけの部屋は、「‥‥??」というカンジ。
他にも写真や、スキージで画面の絵の具をこすったような作品など、
まるで現代美術を一人で色々試しているといったような画家だ。


そして、街が一望できる金沢スカイホテルの18階で、豪華な昼食!

昼食後は石川県立美術館へ。こちらは美術館らしい美術館。
目玉は、国宝の野々村仁清の色絵雉香炉と、重文の色絵雌雉香炉。
企画展として「サントリー美術館名品展」をやっていた。

時間に追われて、あわてて見るので、ちょっと消化不良気味。

隣の兼六園をおみやげ店のガイドに案内してもらって巡り、
バスが駐車するその店へ行って、買物をしてバスに乗り込む。
名高い兼六園はさすがに美しかった。

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